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 視力の異常について

 以下が主な屈折異常で、全て視力に影響し、矯正にメガネなどが必要になります:

1.近視は、眼軸長(黒目から眼底までの長さ)に対して屈折力が大き過ぎるために起きます。眼軸長が長過ぎる、あるいは、角膜のカーブが強すぎる為に焦点が網膜の手前で合い、網膜上にピントが合わない状態です。その為、遠くの物がぼやけて見えます。一方、網膜から近くの物はよりハッキリ見えます。その結果、近視の場合、遠くよりも近くがハッキリ見えます。近視は屈折力が強過ぎるので、近視の矯正には凹(-)レンズを使うことで全体の屈折力を弱めることで遠くが見えるようになります。

近視レベルは三つのグループに分類出来ます。

近視レベル

屈折度数

1.軽度近視

-6D 以下

2.中度近視

-6D から -10D の間

3.重度近視

-10D以上



近視
 
2. 遠視は、
角膜が平ら過ぎる、あるいは眼軸長が短過ぎるために屈折力が弱過ぎて焦点が網膜より後ろで合い、網膜上でピントが合わず、ものがぼやけて見える状態です。遠くのものも通常ハッキリ見えず、近くの物はきちんと焦点を合わせられません。軽い遠視の場合、調整力を使うことによって遠くの物をハッキリ見ることが出来ますが、老眼が進んで調整力がより必要になった場合、遠くも段々見えづらくなってきます。遠視には凸(+)レンズを使って屈折力を強めて良く見えるように矯正します。


遠視

3. 乱視は、 角膜の屈折力が均一でないため、どの距離においても焦点が合わない状態を言います。角膜が球状ではなく、楕円形状をしています。乱視は近視や遠視と共に起きる場合が多い症状です。乱視によってイメージがぼやけ、場合によっては二重に見えます。近視と乱視がある場合、遠くよりも近くの物がが見えやすいですが、近くにおいてもハッキリ見えづらくなります。乱視には円柱レンズによって違う方向からの異なる屈折力を矯正します。



乱視

4.幼少や若い頃は遠くを見て近くの新聞の小さな文字を見るのに何の問題ありません。それが年齢が30代後半から40代前半になると、今までメガネを使わなかった人でも近くが見えづらくなっていきます。小さな文字を見るのに明るいライトがないと見えづらく、手を思い切り伸ばしても近くの物が見えづらくなっていきます。老眼は38歳以上に見られる自然な症状です。これは焦点を合わせる水晶体と眼の筋肉の衰えにより、近くを見るのに焦点が合わせにくくなっていく症状です。これはよく遠視と混合されます。目の中にある水晶体は遠近の焦点を変えるのを司る部分です。物を見る時に距離の異なる物を光が目の中に入り、光が網膜にそれぞれ反射し映像としてとらえます。水晶体が厚さを変えることによってピントを合わせます。これは自動的に行われ、思考や意識が働く必要はありません。加齢に伴って水晶体は弾力性を失い、若い頃のように形を変えることが出来なくなります。老眼には治療法がなく、誰にでも必ず起こる目の自然な老化現象です。


老眼

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